Nonsense of God-kai

神様の戯言・改について　（続編ではありません）
幸福をつかさどる女神、姫神を深く信奉する教団が世界に広まり、
世界のほとんどの人間が姫神を信じていた。
しかし、教団のナンバーツーである副教団長の娘、リーンは姫神という神はおらず、教団は信者を利用してよからぬことをたくらんでいると信じて疑わない。

また、熱心な信者の息子である青年の斎も、安定した職である修導士を拒み、何とも言えない違和感から家出をして、自分が何をしたいのか、なぜ安定した生活を求める自分が家出をしたのかをぼんやりと探す日々だ。

神の気まぐれから、人間の禁忌にふれた人たちの、姫神の存在をめぐる物語。

全てCatch sight ofさんのお題を借りています。
「神様の戯言」は私がつけました。
現実世界のパラレルワールドです。
基本ファンタジーですが、世界観は現実に近い設定です。架空の宗教が出てくるので、通常の用語をすこし変えています。
視点はSIDE-LとSIDE-Iに分かれています。時系列順なので、片方だけ先に読みたいと思うんでしたら番号の色が同じページを読み進めていってください。

簡易登場人物
Leen-リーン〜副教団長の娘で非信者の少女
Piero-ピエロ〜無精髭を生やした怪しい男性
斎-イツキ〜修導士候補で無気力な青年
Soa-ソア〜姫神像によく似た修導士の美女